通訳者の仕事の中の商談・ビジネス通訳について紹介します。
商談・ビジネス通訳とは、商談などの広く国際的なビジネスの場で必要とされている通訳のことをいいます。
守備範囲は広く、企業内のミーティングや会議、他企業への商品の売り込みのためのプレゼンテーション、契約のための交渉、さらに企業間での提携、合併、買収に至るまで、活動のステージは多岐に及びます。
対象となる分野も、メーカーであれば扱う製品も様々で、コンピュータ、自動車、医薬品などいろいろなものがあります。
最近では、政府の規制緩和により、外国企業の参入が困難だった金融、流通、情報通信、建設などの分野でもニーズが高まっています。
ビジネスの国際化はますます進み、各企業で語学力を持った社員が多数いてる現在、通訳者にはより高度なものが要求されてきています。
不況の影響もあり、企業の多くは表敬訪問のアテンド通訳のような比較的簡単な仕事は、社内の人材に任せているのが現状です。
その結果、実力のある通訳者には依頼がきますが、簡単な仕事しかできない通訳者には依頼が来ないという差別化が始まっています。
実際に仕事を始めると、話題となる専門分野の知識がなければ何も訳せないことが分かります。
コンピュータ、自動車、医学、金融、何でもいいのでひとつ、得意とする専門分野を持つことが必要です。
現在企業に勤めている人は、その分野の知識を深めることをおすすめします。
さらに、ビジネスの世界で通訳をする以上は、学校を卒業してそのままフリーの通訳者になるよりは、一度は企業に就職し、実務経験を積んだほうが長い目で見ると得策です。
そこで得た社会性やビジネスセンスが必ず通訳の仕事に役立ちます。